骨折

骨折とは

骨折とは骨にひびが入ることや骨が折れることで、通常は周辺組織の損傷を伴います。

 

  • 骨折は痛みと腫れを引き起こします。
  • 合併症によって神経、血管、筋肉、内臓への障害を伴うこともあり、重篤となる場合があります。
  • ほとんどの骨折はX線により診断されますが、時として7~10日間後にX線診断を繰り返したり、CT検査もしくはMRI(磁気共鳴画像)検査を必要とすることがあります。
  • 治療法は軽度の行動制限から、ギプスの使用や手術までさまざまです。
  • リハビリテーションはしばしば患部の可動範囲や筋力の増大に役立ちます。

骨折では、大きさ、重症度、必要な治療法もさまざまに異なります。足の骨の、容易に見落とすほど小さなひび割れから、骨盤骨折のように生命を脅かす重大な骨折まであります。骨折と同時に、皮膚、神経、血管、筋肉、臓器などに深刻な損傷を生じている場合もあります。これらの損傷は骨折の治療を難しくし、一時的な問題、恒久的な問題、もしくはその両方を引き起こします。

 

骨折の最も多い原因は外傷です。平地での転倒など、弱い外力による外傷なら骨折も軽度ですみます。しかし高速走行時の自動車衝突や建物からの落下事故など、強い外力による外傷では、複数の骨に重度の骨折が生じることもあります。

 

ある種の疾患が基礎にある場合、骨格の強度が部分的に低下し、骨折を起こしやすくなることがあります。このような疾患には一部の感染症、良性の骨腫瘍、癌、骨粗しょう症などがあります。

 

症状

痛みが最も明らかな症状です。たとえば損傷した脚や腕に体重をかけるなどして、力が加わると特に痛みが強まります。骨折部位の周辺に触れると圧痛があります。骨折部周辺にある軟部組織の腫れは数時間以内に始まります。四肢が正常に機能しないために、腕、脚、手、指、もしくは足指の可動域が限定されたり、あるいは異常な方向に可動する場合があります。そして動作には強い痛みを伴います。言葉が話せない人(幼い小児、頭部に損傷がある人、認知症のある高齢者など)では、手足を動かすのをいやがることが唯一の骨折の徴候である場合もあります。しかしながら、骨折が障害を受けた手足の動作を妨げない場合もあります。そのために手足が動かせるということだけでは、そこに骨折がないことを意味しません。